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連載「（仮題）かゆいところがございますよね？」～いろいろ有りすぎる～
- 2018/10/05
- 連載
美容師生活３０年を過ぎ、今まで関わったお客様はもう
数えきれないほどの方々とお会いしました。
それだけたくさんの人と関わると、色んな出来事は
あるものです。
そんな今までの経験の中から、笑える出来事、
笑えない出来事、人間って面白くもあり
難解で不可思議なところを面白おかしく
シリーズで綴ろうと思います。
注※内容は人に対しての侮蔑などでなく、出会い 経験させてもらい成長させて頂いた感謝の
ブログになります。内容に関するものに、深い意味はなくあくまでも経験談を書くものとします。
個人情報保護の観点から、人の名前などは 仮名とさせていただきます。
軽い気持ちで人の奥ゆかしさ、変さ、愛すべき個性などを楽しんで頂ければと思います。
シリーズ 「回想録：（仮題）痒いところがございますよね？」
～変わり果てたNさん～
久しぶりにご来店された時にお会いしたNさんは
以前のような華やかさは急に消え、顔色は悪く
目がうつろになっていた。。。。。
話によると、お一人でエステサロンを経営されていて
ある、一人のお客様（女性）にストーカー行為をされていたようで
悩んでおられたようで、そこから体調を崩されたようだ。
お久しぶりにお会いしたので「こんにちは！」と声をかけても
反応が悪く、少し会釈するくらいで、体も少し震えていた。
「どうした？？？。。。。。」事情を聴くと
ここ数か月でこのような姿になってしまったようだ。
～大罪の果て～
当時は、まだ今のようにホットペッパーのようにネットでの
集客はホームページくらいなもので、その他は紙媒体だった。
当時もホットペッパーも３６０というクーポンの紙媒体だった。
ある日、中年の男性からご予約を頂き、奥様のパーマの予約を頂き
優しいご主人さんだなと思っていた。
たまたま僕が担当することになり、お話を伺うと
わざわざ三重県からご来店いただきました。
ご主人さんの会社が心斎橋にあり、奥様にきれいになってもらいたいと
連れてきてくれたようです。
「ええ話や～・・・・・・」とその旨を伝えた。
僕「ご主人さん、優しい方ですね？」と言うと三重のお客様は
「それぐらいやってもらって当然！！」と急にキレ出した。
なんで？？？なんで？なんで？？
いいお話聞かせてもらったあと、即奈落に落とされるような
「それぐらいやってもらって当然！！」
何があったんや！？・・・・・・
すると三重県のお客様は、
「私の体をこんなまでにしたのは、あの人のせいやから！！」
見た目、まったく体が悪そうには見えず、お上品な方なのに
急に怒り出すまでとは、どこが悪いのか？？
「私ね、お薬飲まないといけない体になってしまったのよ」
僕「そうですか。。。。」と言いつつも、どこが悪いのかもわからない。
「あの人は、家族ほったらかしで今まで来たから私がこうなったのよ！」
もう、何も言えない。。。。。
きつい安定剤を飲んでるのか、施術中はぐっすり寝てしまう。
目が覚めると、のどが渇くのか「水が欲しい」ということで
コップにミネラルウォーターを入れお渡しすると、一気飲み。
「もう一杯いただけますか？」とおかわりをお渡し
その水も、半分くらい飲みカバンから薬を取り出し薬を飲む。。。
う～～～ん。。。。。大変そう。。。。。
その時の施術を終え、約２か月後再来店いただき
状態的には以前と同じ。
また、施術中居眠りをし、目を覚まし水を欲しがる。
目を覚まされた時に、
「実はね、先月交通事故起こしてね」
僕「えっ！？大丈夫やったんですか？」
「もう、しょっちゅうやるのよ(笑)」
僕「しょっちゅう？？？」
「私、薬飲んで急に眠くなるから、車運転しててすぐ寝るの(笑)」
笑い事ではない。。。
「この間は、電柱にぶつかって止まったわ(笑)」
。。。。。。。。。。。。
「これまでも、車を壁にこすりつけて止まったりね」
僕「あまり、車乗られない方がよろしいんじゃないですか？」
「車を乗らないと生活出来ない田舎なのよ」
僕「そうですか。。。。。」
事情もわかるが、人を巻き込んだらどうすんの！！？？というのが本音。
その日の施術を済ませ、それ以来お越しになられなかった。
今から１７～８年前の話だが、この頃からメンタルを患ってる人がいるんだなと
認識した。
自分には計り知れないことだった。
～逃亡客～
ご新規でメンズのお客様。
当時、キムタクのロン毛スタイルが人気で、男性のお客様も
髪が長めのスタイルが人気だった。そのご新規のメンズも
キムタクスタイルを要望。パーマをかけることに。
お話しをお伺いすると、お仕事はエンジニアのお仕事をされてるとのこと。
パソコン関係で、修理などもやると言っていた。
キムタクのスタイルを望んだけれども、見た目はまじめな男性で
お話しも上手で、話もはずみいい感じのお客様でした。
施術終了後、お会計の段階でお預かりしていた上着をお返しし
料金を伝えると、
「あっ。。。。。財布車の中に忘れてしまった！！
すみません！取りに行って来ていいですか！」というのは
少し、怪しんだが初来店のお客様。
じゃぁ代わりに〇〇置いて行ってくださいとは言えず
「わかりました。お待ちしております」と告げると
「本当にすみません！すぐ下の駐車場なんで！取りに行ってきます！」
とそのまま帰ってこず。。。。。。
テナントが３Fにあり、付いていくというのも
失礼かと思い信用したのが間違いだった。。。。。
パーマ代まるまるやられた。。。。。
それ以来、何か別の持ち物をお預かりすることにした。
その当時、その手口で美容室での被害が多かったようだ。
初めてのお客様ということで、失礼が無いようにと思っていたのが
裏目に出た。
それとこれとは別にしないと。。。。。
- 住所
- 〒552-0007 大阪市港区弁天町1-6-38オトハウス101/dd>
- 営業時間
- 火・木・金・土 AM10:00〜19:00/ 水・日・祝 AM10:00〜18:00
- 定休日
- 毎週月曜日・第1、3火曜日
- 最寄駅
- 弁天町駅
- 電話番号
- 06-6576-7009
【大阪市港区弁天町の美容室｜「Marvelous Hair Make Factory」】
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