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連載「(仮題)かゆいところがございますよね?」~怒りだらけ~

  • 2018/10/09
  • 連載
美容師生活30年を過ぎ、今まで関わったお客様はもう
数えきれないほどの方々とお会いしました。
それだけたくさんの人と関わると、色んな出来事は
あるものです。

そんな今までの経験の中から、笑える出来事、
笑えない出来事、人間って面白くもあり
難解で不可思議なところを面白おかしく
シリーズで綴ろうと思います。

注※内容は人に対しての侮蔑などでなく、出会い 経験させてもらい成長させて頂いた感謝の
 ブログになります。内容に関するものに、深い意味はなくあくまでも経験談を書くものとします。
個人情報保護の観点から、人の名前などは 仮名とさせていただきます。
軽い気持ちで人の奥ゆかしさ、変さ、愛すべき個性などを楽しんで頂ければと思います。

シリーズ 「回想録:(仮題)痒いところがございますよね?」


強烈に個性的なお客様が多かった心斎橋。

やはり、下町とは違いお客様の要望も厳しい。

特に今の言い方で言えば、LGBTの方。

要はお姉さまの美意識の高さはかなり厳しかった。

夕方になると、お勤め前に一斉にいらっしゃいます。




そこで、セットをして出勤されるわけですが、

時間も急がないといけない、セットのクオリティも上げないといけない。

正直に言うと、ヘアセットは自信があるつもりだったが

お姉さまたちの要求に合わせるのは、僕の中でかなりのプレッシャーだった。

ミリ単位の要求で、意識を集中させないといけない。

そこで気づく。「俺、セット好きじゃない」(爆)

なるだけ、他のスタイリストに任せることにした (爆)

それ以来、セットはあまりしていない。

今では、完全にヘアセットの受付をしていない。

トラウマに近いものがある(爆)

自信喪失とモチベーションが上がらないので、そんな気分のまま

お客様からお金を頂いて施すというのは、失礼極まりない。

ということで、ヘアセットをするのを辞めました。


~不採算店のテコ入れ~

Eサロンには、もう1店舗ありそちらの売り上げが芳しくなく

当時店長だったスタッフも辞めるということで、さてどうしようか?

という話になった。

最初は、心斎橋のスタイリストが持ち回りで支店へ行こうか?という話になった。

支店スタッフ、パートさん2人、アシスタント1人、ネイリスト1名という

どう考えても全員の人件費出ない売り上げまで下がっていた。

そこで、インスタント的に、スタイリストが回ったところで

売り上げは上がらないだろうということで、僕が心斎橋の店長を降り

同僚に任せ、僕が支店の店長として固定で行くことにした。

当時で6~7年目くらいのキャリアの支店。

売り上げも上がり目で、潰した方がいいんじゃないか?と言われるレベル。

こういうの、めっちゃ燃えるわけです。

「絶対上げたろ!!」ある意味、過去のキャリアをすべてぶつけてやろうと思った。


支店は田舎という言い方は失礼だが、大阪のベッドタウンで

新しい層の人と、地元の人の層で二分化されたような街。

人柄も穏やかで、仕事もしやすかった。

学生さんもお年頃でも、思春期的な急に無口になったりw

することもなく、おぼこいというか、接しやすい子たちも多かった。

ある意味、市内のガサツ感もなく、のんびりした感じ。



~某有名不動産屋と大ゲンカ~

支店のあった地域は、自転車よりもみなさん車やバイクでの

移動が通常で、ほとんどの方が車かバイクを利用。

街の自転車屋もほぼバイクを取り扱っているほど

自転車での移動はなかなかしんどいところでもあった。

そんなある日、支店はお客様用として3台分の駐車場を借りていた。

すると、サロンの向かいにあった、養護施設の会社の方が来られ

「すみません~もしかしたらコチラのお客様がうちの駐車場と間違えて

停めてはるんちゃいますかね?」と来られた。

う~ん。。。。。こういった事ってよくあり、駐車番号を間違えて停めてしまう

来られてたお客様にお聞きすると、お一人のお客様が間違って停めておられた。

すると、「言われた番号全部停まってたんで」

ん???・・・・・その時ご来店のお客様にお聞きすると

その方お一人だけだった。

あと3台分どうした?と思い駐車場に向かうと確かに車3台停まっている。。。。

これは、誰か無断で駐車してるな。。。。と思いその帰り際

養護施設の事務所に向かい、お詫びに行った。すると

「こういうのはお互い様なんで、先に言っていただけるとお貸ししますよ」と

快く受けて頂いた。

しかし、数日後その親切に言っていただいた方がいきなり怒鳴り込んできた。

「ちょっと!!!また停めてる!!前に言うたでしょ!!使うんなら

前もって言うてって!!」とガチギレ。

「すみません!すぐにどかせます!!」と

車でご来店のお客様全員に聞くと、みなさん番号通りに停めている。

車種を聞き確認に行くことにした。

すると、1代赤い車が停まっていた。

これは、お客様の車ではない。。。。。。

ガチギレされるわ、知らん車停まってるわでイライラマックス。

駐車場管理の不動産屋と警察に電話。

警察は私有地は許可がないと調べられないしレッカー移動も出来ないと言われ

この赤い車のガラス叩き割ってやろうかと思った。

見た感じ女性の車のようだ。

すると、駐車場管理会社と警察間で連携が取れたようで

調べてみるとなんと、支店の並びにあったマンスリーマンション管理の

会社の女性社員の車ということがわかった。

これはもう、許されへん!!養護施設の人に怒られた倍の力で

怒鳴り込んでやろう!!!と思ってたら

マンスリーマンションの店長が支店に来た。

マ「申し訳ございませんでした。。。」

僕「どういうこと?間違って停めてたん?」

マ「あのぉ。。。正直に申しますと。。。お客様が車で来られた際に

勝手にお借りしてました」

僕は、スイッチが入ってしまった。

僕「お前な?お前の仕事なんやねん?人に部屋貸す仕事やろ!!

金取って!!そやのに、うちがお客様から頂いたお金で

駐車場借りとんねん!!!その権利をなんでまったく関係ない

お前の会社が使うねん!!おかしいやろ!!お前んとこ空き物件に

人が勝手に侵入して生活してたらどう思うねん?

そういうこと想像したことあるか?泥棒!!」爆

もう、怒りが止まらなかった。

僕は普段、腹が立つことがあっても我慢する方ですが

当時は、必死だったのでしょう、揉めてもかめへん!!

というくらい、気合が入ってたので

傷口エグる勢いでボロカスに言った。

それよりも、養護施設への誤解が解きたかったので

僕「お前のおかげで、向かいの養護施設の人にガチギレされてん!

お客さんがいてる中で!!お客さんも怖がってんねん!!お前のせいで!

今から行って全部説明してこい!!ボケッ!!」


と取り乱した様子丸出しでキレた。

ええ。取り乱しております。

もう、取り乱してやろうと思い取り乱しました。


続く。




【大阪市港区弁天町の美容室|「Marvelous Hair Make Factory」】

住所
〒552-0007 大阪市港区弁天町1-6-38オトハウス101/dd>
営業時間
火・木・金・土 AM10:00〜19:00/ 水・日・祝 AM10:00〜18:00
定休日
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最寄駅
弁天町駅
電話番号
06-6576-7009

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